Lubuntu の設定

Ubuntu 11.04 の開発版で行った (2011-09-15)。 rxvt と conky の部分は Lubuntu である必要はない部分も多い。 Lubuntu については http://sites.google.com/site/josukesite/memoaboutlubuntu を参考にした。

autostart

xcompmgr や rxvt をログイン時に実行させるには ~/.config/lxsession/Lubuntu/autostart に設定を書きこむ。

mkdir -p ~/.config/lxsession/Lubuntu
echo "@xcompmgr" >> ~/.config/lxsession/Lubuntu/autostart
echo "@rxvt" >> ~/.config/lxsession/Lubuntu/autostart

コマンドの行頭に「@」をつける必要がある。 LXDE の場合は lxsession ディレクトリの中に LXDE ディレクトリを作って 設定を書きこむ。

ウィンドウに影をつけたい場合は

echo "@xcompmgr -c" >> ~/.config/lxsession/Lubuntu/autostart

とする。

rxvt

インストール

apt-get install rxvt-unicode

デーモンの実行

デーモンを動かそうとすると

$ urxvtd -q -o -f
unable to lock into ram: Cannot allocate memory

と出るが問題はないようだ。

urxvtc-with-daemon

デーモンが実行されていなければ、実行するシェルスクリプト。

#!/bin/sh
urxvtc "$@"
if [ $? -eq 2 ]; then
urxvtd -q -o -f
urxvtc "$@"
fi

.Xdefaults 設定

~/.Xdefaults に次のような urxvt の設定を書いた。

URxvt*color0:    #2e3436
URxvt*color1:    #cc0000
URxvt*color2:    #4e9a06
URxvt*color3:    #c4a000
URxvt*color4:    #3465a4
URxvt*color5:    #75507b
URxvt*color6:    #06989a
URxvt*color7:    #d3d7cf
URxvt*color8:    #555753
URxvt*color9:    #ef2929
URxvt*color10:   #8ae234
URxvt*color11:   #fce94f
URxvt*color12:   #729fcf
URxvt*color13:   #ad7fa8
URxvt*color14:   #34e2e2
URxvt*color15:   #eeeeec

URxvt*background: [75]#000000
URxvt*foreground: #00ff00

URxvt*scrollBar: false
URxvt*geometry: 80x30
URxvt*depth: 32
URxvt*jumpScroll: true
URxvt*skipScroll: true
URxvt*visualBell: false
URxvt*buffered: true
URxvt*transparent: false
URxvt*fading: 5%
URxvt*fadeColor: grey
URxvt*shading: 100
URxvt*font: xft:Ricty-iso10646-1
URxvt*boldFont: xft:Ricty-iso10646-1:bold
URxvt*urlLauncher: firefox
URxvt*intensityStyles: true
URxvt*internalBorder: 0
URxvt*externalBorder: 1
URxvt*borderLess: false

tmux が起動できない

SSH で古いマシンにログインしたときに

open terminal failed: missing or unsuitable terminal: rxvt-256color

となって tmux が起動できないことがある。 とりあえずは、環境変数 TERM を rxvt-unicode にすれば起動できる。 また、rxvt の起動時に環境変数 TERM を設定するには

rxvt -tn rxvt-unicode
urxvtc -tn rxvt-unicode

のように起動すれば良い。

Lubuntu のショートカットキー

~/.config/openbox/lubuntu-rc.xml に書きこむ。 シェルスクリプト urxvtc-with-daemon がホームディレクトリにあるとする。 Hyper key と「m」にこのシェルスクリプトを割り当てるには

<keybind key="H-m">
<action name="Execute">
<command>~/urxvtc-with-daemon</command>
</action>
</keybind>

のように「~」を使って書くことができる。 また、Modifier キーの Hyper を使うには「key=”H-m”」のように書けば良い。 Shift は「S」、Contral は「C」、Alt は「A」、 Windows キーは「W」のようだ。

cairo-compmgr

Xorg が暴走するのは xcompmgr が原因かと思って cairo-compmgr をインストールした。 結局、原因は違ったので cairo-compmgr は使わなくなったが、 インストール手順はメモしておく。

インストールは、基本的には

apt-add-repository ppa:gekkio/cairo-compmgr
apt-get update

とすれば良いのだが、 Natty 用はないので /etc/apt/sources.list.d/gekkio-cairo-compmgr-natty.list を編集して

deb http://ppa.launchpad.net/gekkio/cairo-compmgr/ubuntu maverick main 
deb-src http://ppa.launchpad.net/gekkio/cairo-compmgr/ubuntu maverick main 

とする。

Xorg が暴走する

「OpenBox Configuration Manager」 の 「Appearance」 の 「Animate iconify and restore」にチェックがついていると ウィンドウを最大化、最小化したときに Xorg が暴走して CPU 使用率が 100% 近くになる。 xcompmgr や cairo-compmgr を kill すれば操作できるようになるのだが、 しばらく回避方法が分からなくて苦戦した。

conky

設定の参考

Lubuntu で使うとデスクトップをクリックしたときに消えてしまう

http://blog.lxde.org/?p=684 にあるような設定をする。 own_window_type を desktop にするとうまくいかない。 私の場合は次のようにした。

use_xft yes
xftfont DejaVu Sans Mono:size=10
xftalpha 1
own_window yes
own_window_type normal
own_window_transparent yes
own_window_hints undecorated,below,sticky,skip_taskbar,skip_pager
own_window_hints below
double_buffer yes
alignment top_left
gap_x 5
gap_y 5
maximum_width 190
update_interval 2.0
total_run_times 0

background yes
border_width 1
cpu_avg_samples 2
default_color white
default_outline_color white
default_shade_color white
draw_borders no
draw_graph_borders yes
draw_outline no
draw_shades no

minimum_size 5 5
net_avg_samples 2
no_buffers yes
out_to_console no
out_to_stderr no
extra_newline no
stippled_borders 0
uppercase no
use_spacer none
show_graph_scale no
show_graph_range no

ただ、上の設定だとデスクトップをクリックしても表示されるのだが デスクトップを表示させるためにキーボードで「W-d」を押すと conky も最小化されてしまう。 調べたが、回避方法はわからなかった。 最悪、設定方法がなくても、wmctrl で conky 以外のウィンドウを 最小化するスクリプトを書けば良いのだろうが、 今のところ隣のデスクトップに移動する方法で conky を表示させている。

テキストが途中で切れる

${execpi 600 LANG=C cal -h -3}

とするとカレンダーが途中で切れてしまう。 https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=100985 にあるように text_buffer_size が小さいのが原因。

text_buffer_size 1024

のように大きめの値を設定する。

conky の背景に別の背景(nautilus?)の画像が表示される

11.10 (oneiric) の開発版のバグなのだろう (2011-09-15)。 一度、Unity でログインして lubuntu で使う背景と同じものを設定すれば 目立たなくなる。 根本的な解決方法はわからないが、11.04 では問題なかったので そのうち直るのではないかと思う。

[追記] 11.10 がリリースされたあとでは問題がなくなっていた。

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