Ubuntu 11.10 のインストール & 設定
Ubuntu 11.10 へのアップグレードがうまくいかなかったので、 Ubuntu 11.10 をインストールディスクからインストールしたときのメモ。 この場合は、とくに問題はなかった。
インストールディスク
http://cdimage.ubuntu.com/releases/oneiric/release/ から torrent で ISO イメージを取得する。 alternate 版を使った。 「スタートアップディスクの作成」で起動用の USB メモリを作る。
USB メモリを挿し、BIOS で起動ドライブに設定する。 BIOS を抜けて Ubuntu のインストーラが実行されればOK。 「日本語」を選択して「Ubuntu のインストール」に進む。 指示にしたがって進めばよい。
注意するのはディスクのパーティションくらい。 以前にインストールしたときに / と /home を別のパーティションにしてあったので、 / に対応するパーティションは初期化してまた / に割り当て、 /home に対応するパーティションは初期化せずにそのまま /home に割り当てる。 これで再インストールしてもユーザのデータは保存される。
制限付きドライバ
- Athlon II X2 Dual-Core 250 3GHz
- BIOSTAR TA890GXB HD
- AD3U1333C4G9-2 x2 (DDR3 PC3-10600 4GB x4)
- crucial RealSSD C300 CTFDDAC064MAG-1G1
- WESTERN DIGITAL WD20EARS (2TB SATA300)
の PC で AMD のグラフィックドライバをインストールすることになる。
ログインしてしばらくすると、 制限付きドライバが利用できると知らせてくるので、 指示にしたがってインストールする。二つあるうちの 「(リリースアップデート後)」の方はインストールに失敗するので、 もう一つの方をインストールする。
amdcccle でディスプレイの設定ができる(メニューから管理者の方を選択する)。 画面の端に枠ができるので、http://www.ask-corp.jp/supports/ati2/hdmi_scaling.html のようにスケーリングオプションを設定しなおさないといけない。 デュアルディスプレイは問題なく使うことができた。
root のパスワード
sudo passwd
ソフトウェアのインストール
apt-get install lubuntu-desktop
apt-get install zsh lv roxterm rxvt-unicode openssh-server
apt-get install xcompmgr ibus-mozc emacs23 apel vim-gtk vlc unison
apt-get install aptitude mlterm nkf byobu tmux conky gcal ack-grep \
rar unrar zip samba samba-common system-config-samba \
gnuplot gnuplot-doc maxima maxima-doc pngtools gif2png pngcheck pngcrush pngquant \
build-essential automake cmake filezilla dia tgif gimp inkscape qiv mirage \
git subversion cvs mercurial bzr ruby ruby-dev rubygems \
ruby1.9.1 ruby1.9.1-dev rubybook rubygems-doc \
fetchmail msmtp maildrop bsfilter gnucash hplip-gui jabref wmctrl wine easystroke sshfs \
dstat sysstat imagej graphviz xaralx pinta shutter scantailor \
libgsl0-dev libgmp3-dev libmpfr-dev libmpc-dev libglc-dev \
libmpfi-dev freeglut3-dev libopenmpi-dev libgl2ps-dev libmagickwand-dev \
libyaml-dev libssl-dev libffi-dev liblzma-dev
apt-get install libtokyocabinet-dev cutter-testing-framework libargtable2-dev valgrind \
lame gstreamer0.10-plugins-ugly gstreamer-tools \
gscan2pdf ocropus libtiff-tools djvulibre-bin \
djview pdftk pdfedit xpdf jpeginfo pdf2djvu \
tgif thunderbird thunderbird-locale-ja w3m wxmaxima global \
exuberant-ctags eblook lookup-el eb-utils \
ibus-el ibus-mozc ibus-qt4 mozc-utils-gui anthy ibus-anthy kasumi ttf-vlgothic
日本語
ubuntu-desktop-ja から ubuntu-defaults-ja に変更になったみたい。
wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/oneiric.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | apt-key add -
apt-get update
apt-get dist-upgrade
apt-get install ubuntu-defaults-ja
LaTeX
apt-get install texlive texlive-math-extra ptex-bin xdvik-ja
apt-get install dvipsk-ja dvipdfmx okumura-clsfiles jmpost jbibtex-bin mendexk \
cmap-adobe-japan1 cmap-adobe-japan2 cmap-adobe-cns1 cmap-adobe-gb1 cmap-adobe-korea1
apt-get install texlive-latex-extra texlive-science texlive-pictures dvipng gv
apt-get install texlive-publishers texlive-publishers-doc
jisftconfig add
apt-get install xpdf latex-beamer ispell latexmk latex-mk
xdvi で日本語が文字化けするようだが、それ以外は特に問題なかった。
opera
echo "deb http://deb.opera.com/opera/ sid non-free" > /etc/apt/sources.list.d/opera.list
wget -O - http://deb.opera.com/archive.key | apt-key add -
apt-get update
apt-get install opera
default umask
グループに書き込み権限がつくのはなんとなく気持ちが悪いので /etc/profile に
umask 022
を追加しておく。
起動後にミュートになる
Lubuntu (LXDE) を使っているのだが、 ログイン後に音が出ないのでおかしいと思って調べると、 ミュートになっていた。 ログアウトしたときの設定が保存されていなくて、 ミュートに変更されることがあるようだ。
rvm で ruby をインストールする
ruby 1.9.3 を使いたいので rvm でインストールする。
git clone –depth 1 git://github.com/wayneeseguin/rvm.git
cd rvm
./install
source ~/.rvm/scripts/rvm
rvm を使うのに必要な bison、curl、git をインストールする。
apt-get install bison curl git
ruby のコンパイルに必要でありそうなパッケージをインストールする。
apt-get build-dep ruby
apt-get install libssl-dev libreadline6-dev zlib1g-dev libyaml-dev
libyaml-dev はいらないかもしれない。
固定 IP にしている場合、/etc/resolv.conf が勝手に書き換えられる
/etc/resolv.conf が Network Manager によって書き換えられるので
を参考にして設定する。root で network-manager.conf を念のために移しておき、 manual という文字列を書きこむ。
mv /etc/init/network-manager.conf ~
echo manual >> /etc/init/network-manager.conf
サウンドカードを選択する
lubuntu だとスタートメニューの中からサウンドの設定が見当たらない。 端末から
pavucontrol
を実行して GUI で選択すれば良い。 pavucontrol がなければ apt でインストールする。
動画再生支援
VLC で動画再生支援を有効にしたい。 AMD の GPU なので http://helotaru.blogspot.com/2011/10/thinkpad-edge-e425-ubuntu3.html を参考にしてできる。
apt-get install xvba-va-driver
でパッケージをインストールして VLC で「設定」「入力とコーデック」「コーデック」のところの「GPU アクセラレーションを使用(実験的実装)」 にチェックを入れる。
効果はよくわからなかった(きちんと調べてないので本当のところはどうなのか不明)。 「GPU アクセラレーションを使用(実験的実装)」を入れたり、外したりして 再生していると動画が表示されなくなったので、 再起動が必要だった。
BIOS のチェックが遅い
電源を入れて OS が起動する前に 「Auto-detecting USB Mass Storage Devices」が時間がかかる。
http://www.computer-juice.com/forums/f43/hangs-auto-detecting-usb-mass-storage-devices-during-boot-up-7222/ にあるように「legacy USB support」を無効にしてみた。
roxterm
Ubuntu のデフォルトでは ~/.config/roxterm.sourceforge.net/ に設定ファイルがある。
キーボードショートカットを変更するには 「Preferences」「Configuration Manager」 を選択して「Enable editing」にチェックを入れる。 メニューや右クリックからマウスをショートカットキーを設定したい項目に移動し、 ショートカットキーを押すと設定が変更される。
VAIO VGN-TX72B/B にもインストール
使わなくなった VAIO VGN-TX72B/B があったので、Ubuntu 11.10 をインストールした。 USB メモリからブートできなかったので CD に Ubuntu 11.10 32bit のインストールイメージを焼き、それを使った。 メモリを DDR2 2GB を増設したら 1.5GB 認識して合計で 2GB になった。