Pandora FMS のインストール

Ubuntu 10.04 に Pandora FMS をインストールしてみたときのメモ。 結局、メモリを 200MB 弱も使用するようで メモリの少ない VPS だと使用できないということで使ってはいない。

インストール

パッケージのインストール

まず、必要なパッケージをインストールする。 データベースには MySQL を使う。

apt-get install snmp snmpd libtime-format-perl libxml-simple-perl libdbi-perl libnetaddr-ip-perl \
libhtml-parser-perl xprobe nmap libmail-sendmail-perl traceroute libio-socket-inet6-perl \
libhtml-tree-perl php5 libapache2-mod-php5 apache2 mysql-server php5-gd php5-mysql php-pear php5-snmp \
php-db php-gettext graphviz mysql-client php5-curl php5-xmlrpc php5-ldap libsnmp-perl snmp-mibs-downloader

Pandora FMS 関係の deb を

http://sourceforge.net/projects/pandora/files/Tools%20and%20dependencies%20(All%20versions)/DEB%20Debian,%20Ubuntu/

からダウンロードする。必要なのは次の deb。

  • libnet-traceroute-perl_1.10-1_all.deb
  • pandorafms.agent_unix_4.0.1.deb
  • pandorafms.server_4.0.1.deb wmi-client_0112-1_amd64.deb
  • libnet-traceroute-pureperl-perl_0.10-1_all.deb
  • pandorafms.console_4.0.1.deb
  • php-xml-rpc_1.5.2-1_all.deb
  • wmi-client_0112-1_i386.deb

dpkg でインストールする。

dpkg -i wmi-client_0112-1_i386.deb 
dpkg -i php-xml-rpc_1.5.2-1_all.deb libnet-traceroute-perl_1.10-1_all.deb libnet-traceroute-pureperl-perl_0.10-1_all.deb

ここで dbconfig-common が不足しているというエラーが出た。

apt-get install dbconfig-common
dpkg -i pandorafms.console_4.0.1.deb pandorafms.server_4.0.1.deb pandorafms.agent_unix_4.0.1.deb

libxml-twig-perl がインストールされていないというエラーが出たので

apt-get install libxml-twig-perl

としてから

dpkg -i pandorafms.server_4.0.1.deb

とした。

ブラウザでの作業

http://your_IP_address/pandora_console/install.php にアクセスして指示通りに進む。 途中で MySQL のユーザー pandora のパスワードが生成されて、表示されるので メモしておく。 終わったら、指示された通りにディレクトリを変更しなければ

rm /var/www/pandora_console/install.php

で install.php を削除する。

http://your_IP_address/pandora_console からユーザー admin のパスワード pandora でログインする。

設定

admin のパスワード変更

上部の [admin] と書いてあるところをクリックして パスワードを変更する。

日本語

http://pandorafms.jp/index.php/Howto-console をよく読んで実行する。 「Administration」「Setup」「Language code for Pandora」で日本語にする。

サーバー起動

/usr/share/pandora_server/conf/pandora_server.conf またはシンボリックリンクの /etc/pandora/pandora_server.conf にデータベースのパスワードを設定する。

データベースのユーザーはデフォルトなら pandora でパスワードは インストール時に自動生成されたものを記入する。

/etc/init.d/pandora_server start

でサーバーを起動する。

使い方

マニュアルを読んだ方が良いのだが、読んでもはっきりしなかった。 やりたいことは Linux のサーバの SSH や HTTP がきちんと動いているかを 監視したかったのだが、 結局、そこまではいかなかった。

用語

とりあえず用語がよくわからない。 http://openideas.info/wiki/index.php?title=Pandora\_3.0:Documentation\_ja:Introduction で調べたところ

Pandora FMS サーバ
監視したい対象を扱う各コンポーネントのことを「Pandora FMS サーバ」というようだ。ネットワークを監視したいときは ネットワークサーバを設定する。
Pandora FMS データベース
いろいろなデータを保存するデータベース(MySQL、インストール時に他のデータベースも選択できた気がする)のこと。 一定期間すぎると古いデータは削除される。
エージェント
以降の項目でエージェントという単語が使われていて調べないと意味がよくわからない。 単にエージェントというと監視対象のことを指す。
ソフトウエアエージェント
ソフトウエアエージェントは監視したいマシンにインストールされていて、 何らかのデータを得て、サーバに送信するソフトウェア。
物理エージェント
「Asus のルータおよび、Arduino の自動販売機に組み込まれた、物理エージェントがあります。」とあるので 何か専用の機器のこと?

エージェントを追加する

「エージェント管理」で「エージェント作成」を押す。 項目を入力していけば良いのだが、グループはいったい何のために指定するのか はっきりしない(単に分類?)が、ここでは「Servers」にした。

作成した次は右上のアイコンの並びの「モジュール」で設定していけば 良いのだろうが、何を設定していけば良いのかわからない。 簡単そうなのは、同じアイコンの並びにある「モジュールテンプレート」 からの追加。

モジュールを追加する

「モジュールテンプレート」をクリックして、 リストには「Linux Server」があるので、選択して「割当」を押す。 後は各項目をクリックして設定していく。

モジュール管理

コンポーネントが HTTP Server をチェックするとか、CPU 使用率を調べるとかの 操作に対応していて、 それを各エージェントにモジュールとして設定する。 モジュールテンプレートはコンポーネントを複数合わせて作り、 エージェントにコンポーネントを一度に設定するために使う。

結局

エージェントを追加してモジュールを設定したのだが、 実際の監視が行われていないようだった。 時間が経てばタイマーで実行されたのかもしれないが。。。

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