さくら VPS 2G に乗り換えたときの作業メモ
新プランに乗り換えたときのメモ。 申し込み後に届くメールに root のパスワードが書いてあるが、 ubuntu をインストールするので使用しない。
OS再インストール(Ubuntu)
さくら VPS のページでログインして「OS再インストール」から ubuntu 10.04 の 64bit 版をインストールする。
リモートコンソールで作業
ssh server がインストールされていないと思って リモートコンソールで作業したが、すでに ssh server がインストールされていた。 以下の作業は ssh でもできる。
root のパスワードを設定
sudo passwd
以下、設定は root で作業する。
screen (byobu) のインストール
apt-get install byobu
11.10 にアップグレード
11.10 にアップグレードするには、保証されている方法としては 順に更新していくしかない。 一気に 11.10 にするのは不可能ではないが、 経験上、パッケージの依存関係で問題が出て、 試行錯誤することになるのでやめておく。
アップグレードの準備
「VPSホーム」に書いてある「ホスト名」を確認して
ssh your_user@your_host
でアクセスして
su -
で root ユーザになる。
byobu
を実行してネットワークが切断されても影響がないようにしておく。
10.10 にアップグレード
apt-get update
apt-get dist-upgrade
で 10.04 の最新にする。どのパッケージも更新されなかった。
http://transitive.info/2010/11/04/upgrade-ubuntu-1010/ にあるように /etc/update-manager/release-upgrades を編集して
do-release-upgrade
とする。後は指示に従う。念のため
reboot
しておく。
再起動後に apt-get dist-upgrade とするとエラーが出て、指示通りに
dpkg --configure -a
とする。
11.04、11.10 にアップグレード
それぞれ
do-release-upgrade
として、指示に従って進める。 再起動も指示してくれる。
設定
apt-get install lv zsh tmux emacs23-nox vim-nox
いくつかの設定をコピーした。
scp ~/.zshrc user_name@example.com:
scp ~/.bashrc user_name@example.com:
scp ~/.tmux.conf user_name@example.com:
etckeeper
http://d.hatena.ne.jp/inouetakuya/20110605/1307261417 を参考にした。 まず、
apt-get install etckeeper
でインストールする。 git を使いたいので
apt-get install git
としてから /etc/etckeeper/etckeeper.conf を開き git を使うように設定を書き換え、
etckeeper init
でリポジトリを作成しなおした。/etc 以下の .bzr などのファイルは削除した。
etckeeper commit "Initial commit"
のようにして最初のコミットを実行しておく。
apache & tdiary
apt-get install apache2 libapache2-mod-fastcgi
apt-get install libfcgi-dev
nginx
add-apt-repository がないので、まず
apt-get install python-software-properties
でインストールする。
add-apt-repository ppa:nginx/stable
apt-get update
apt-get install nginx
http://transitive.info/2011/12/26/nginx-settings/ を参照して設定した。
また、ログローテーションの設定を http://transitive.info/2011/12/26/nginx-settings/ のようにしておく。
postfix
apt-get install postfix
届いたメールを転送するだけで十分なので、 設定は http://transitive.info/2011/07/24/serversman-vps-postfix/ のようにした。
munin
apt-get install munin munin-node
でインストール。 http://transitive.info/2011/12/26/munin-settings/ を参照して設定した。
nagios
apt-get install nagios3 nagios-plugins nagios-plugins-extra
apt-get install nagios-nrpe-server nagios-nrpe-plugin
- http://transitive.info/2011/12/27/install-nagios-serversman-vps/
- http://transitive.info/2011/12/27/nagios-settings/
- http://transitive.info/2012/01/04/setting-nagios-nrpe/
を参照して設定した。
tdiary
apt-get build-dep ruby
apt-get build-dep libnokogiri-ruby
apt-get install ruby
で ruby と gem のインストールに必要そうなパッケージをインストールした。 tdiary を配置するのに適当なディレクトリ(/var/www 以下など)で
git clone https://github.com/tdiary/tdiary-core.git
cd tdiary-core
gem install bundler
で実行に必要な gem をインストールする。
git リポジトリを使って、tdiary の設定を管理することにした。
git checkout -b running
running ブランチにサーバの設定を書いてコミットした。 具体的な設定は http://transitive.info/2011/07/25/serversman-vps-tdiary/ を参照した。
mysql & groonga & mroonga
mysql は
apt-get install mysql-server mysql-client libmysqlclient-dev
でインストール。
groonga は
apt-key adv --recv-keys --keyserver keyserver.ubuntu.com 1C837F31
として /etc/apt/sources.list.d/groonga.list に
deb http://packages.groonga.org/ubuntu/ oneiric universe
deb-src http://packages.groonga.org/ubuntu/ oneiric universe
と書き込み、リポジトリを追加する。
apt-get update
apt-get install groonga mysql-server-mroonga
でインストールする。