Ubuntu 13.10 で Radeon の open source ドライバを使ってデュアルディスプレイにする
Ubuntu 13.10 の古めの AMD のビデオカード
オンボードの Radeon HD 4290 を使っている。Ubuntu 13.04 では、 古めの AMD のビデオカードに対しては、 AMD のプロプライエタリドライバが Ubuntu のパッケージにはない。 ただ、PPA にパッケージがあり、 https://launchpad.net/~makson96/+archive/fglrx にある fglrx-legacy を利用していた。 これも Ubuntu 13.10 用には用意されていないので、 オープンソースのドライバを使うことにした。
オープンソースのドライバはパフォーマンス的にはどうなのか知らないが、 私の用途では特に負荷のかかることはしないので問題はない。 ただ、デュアルディスプレイで使用していて、その設定を以下にメモしておく。
fglrx-legacy の削除
まず、プロプライエタリのドライバを削除する。 上に記したように PPA にあった fglrx-legacy を使用していた。 次のコマンドで削除して、オープンソースのドライバを使うように設定する。
apt-get remove --purge xorg-driver-fglrx "fglrx*"
apt-get install --reinstall libgl1-mesa-glx libgl1-mesa-dri xserver-xorg-core
dpkg-reconfigure xserver-xorg
デュアルディスプレイの設定
http://zeroset.mnim.org/2013/01/07/dual-head-monitor-setup-on-ubuntu-linux-with-xorg-and-radeon/ のようにするとデュアルディスプレイの設定ができた。
xrandr -q
でディスプレイを確認する。私の環境では HDMI-0 と VGA-0 となっていたので
xrandr --output HDMI-0 --primary --left-of VGA-0
のようにしてデュアルディスプレイにする。
起動後に毎回、xrandr のコマンドを実行するのは面倒なので /etc/X11/xorg.conf に次のような設定を書く。
Section "Device"
Identifier "Radeon HD 4290"
Driver "radeon"
Option "monitor-VGA-0" "monitor_sub"
Option "monitor-HDMI-0" "monitor_primary"
EndSection
Section "Monitor"
Identifier "monitor_primary"
Option "Primary" "true"
EndSection
Section "Monitor"
Identifier "monitor_sub"
Option "RightOf" "monitor_primary"
EndSection
再起動して意図した通りのデュアルディスプレイになっていれば良い。