Ubuntu 18.04 で Openbox を使用するときの設定
Ubuntu 18.04 で lubuntu-desktop をインストールして使っていたのだが openbox を使うことにした。
ソフトウェアのインストール
apt install openbox obmenu obconf tint2 compton xfce4-power-manager fcitx-mozc gnome-keyring volumeicon-alsa nitrogen
をインストールした。
autostart
~/.config/openbox/autostart.sh に autostart の設定を行う。
export LANG=ja_JP.utf8
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIER=@im=fcitx
compton &
tint2 &
xfce4-power-manager &
volumeicon &
LC_ALL=C gnome-keyring-daemon &
fcitx-autostart &
とした。fcitx を使うには環境変数を設定する必要がある。 xfce4-power-manager の起動がうまくいかないマシンがあったが、 SSD のマシンで少し実行を待つ必要があるようだ。 xfce4-power-manager 前に
sleep 1
などと書いておく。
マウスカーソルがデスクトップなどで拡大される
ログインしたときに、マウスカーソルのサイズがデスクトップなどで拡大されるときがある。 Lubuntu のときは2回に1回くらいで、この状態になっていたが、 Openbox だと100%起こる。 これは https://askubuntu.com/questions/130324/mouse-pointer-size-inconsistent にある対処方法で直った。 /etc/X11/Xresources/x11-common に
Xcursor.size: 22
を追加する。
背景
Lightdm から Openbox にログインすると、ログイン後もなぜか Lightdm の壁紙が表示される。 修正する方法は見つからなかったので、逆に Lightdm の背景を変えることにした。 画像を表示するのではなく、単色にしたかったので /etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.conf で
[greeter]
background=#333333
とした。
[追記 2018-10-17] xsetroot や hsetroot を使うと背景色を設定できる。 https://github.com/chjj/compton/issues/162 にあるように xsetroot と compton は一緒に使うと意図通りに動かないので、hsetroot を使うことにした。
hsetroot -solid "#333333"
font
同じフォントを使用していても Lubuntu のときと微妙に違っていた。 これは https://unix.stackexchange.com/questions/90026/font-problem-with-openbox-session にあるように ~/.Xresources に
Xft.dpi: 96
Xft.antialias: true
Xft.hinting: true
Xft.rgba: rgb
Xft.hintstyle: hintslight
と書くとフォントが同じ表示になった。
タッチパッドでタップを有効にする
xinput list
の出力の中から対応するタッチパッドを探す。
xinput set-prop "SYNP1F13:00 06CB:CD95 Touchpad" "libinput Tapping Enabled" 1
でタップが反応するかを調べる。 うまくいけば上のコマンドを ~/.config/openbox/autostart.sh に書き込んでおく。