Git URL の指定
リポジトリの SSH プロトコルの URL
SSH で Git のリポジトリにアクセスするには
ssh://[user@]host.xz[:port]/path/to/repo.git/
のようにして URL を指定する。 ユーザ名は「@」、ポートは「:」で区切り、不要な場合は省略できる。
また、SCP と同じように
[user@]host.xz:path/to/repo.git/
と指定することもできる。
リポジトリの SSH 以外のプロトコルの URL
ssh の他には git、http、https、ftp、ftps、rsync が標準で使用できる。
git://host.xz[:port]/path/to/repo.git/
http://host.xz[:port]/path/to/repo.git/
https://host.xz[:port]/path/to/repo.git/
ftp://host.xz[:port]/path/to/repo.git/
ftps://host.xz[:port]/path/to/repo.git/
rsync://host.xz/path/to/repo.git/
リポジトリの ローカルの URL
/path/to/repo.git/
と単にパスを指定するか
file:///path/to/repo.git/
のように「file://」を加える。
リポジトリの URL の別名を登録する
.git/config または ~/.gitconfig に別名を書きこむ。
<work:repo.git> を <git://git.host.xz/repo.git> に変換するには
[url "git://git.host.xz/"]
insteadOf = work:
とする。 <host.xz:/path/to/repo.git> と <git://git.host.xz/repo.git>
を対応付けるには
[url "git://git.host.xz/"]
insteadOf = host.xz:/path/to/
とする。
また、push のときだけに使用する変換は pushInsteadOf で指定できる。
[url "ssh://example.org/"]
pushInsteadOf = git://example.org/
参考
- 「man git-fetch」などの「GIT URLS」の項目